世界幸福度調査で毎年、
上位にいるデンマーク。
そのデンマーク人の心にいつも共にある
“ヒュッゲ”という言葉を知っていますか?
今回は『ヒュッゲとはどういうものなのか』を探り、日々の生活に“ヒュッゲ”を取り入れる5つの方法を紹介します。
この記事で分かること
・デンマーク人が大切にする“ヒュッゲ”とは?
・生活に“ヒュッゲ”を取り入れる方法
ヒュッゲな暮らしとは?
ヒュッゲってどういう意味なんだろう?
ヒュッゲとは…
居心地の良い空間や快適な時間を表す言葉。日本語では“幸福”“快適”という言葉が近い
“ヒュッゲ”を大切にするデンマーク。
実はデンマークは寒くて暗い冬が長く、決して気候的には恵まれているとはいえません。
だからこそ、部屋で過ごすことの多いデンマーク人にとって、いかに快適に・居心地の良い時間を作るか=“ヒュッゲ”に暮らすかが重要なのです。
コロナ禍でお家時間が増える昨今。
私たちも、“ヒュッゲ”の考え方を取り入れることで快適で居心地の良い毎日を過ごすヒントになりそうです。
日常に“ヒュッゲな暮らし”を取り入れる5つの方法
ここでは、日常の暮らしの中にヒュッゲを取り入れる簡単な方法を5つ紹介します。
出来そうなものを実践してヒュッゲを味わってみましょう。
ちなみに『HYGGE365日「シンプルな幸せ」のつくり方』の本の中に、ヒュッゲのルール10ヶ条について、こう書かれています。
「シンプルな幸せ」をつくる
「ヒュッゲのルール10ヶ条」HYGGE365日「シンプルな幸せ」のつくり方 マイク・ヴァイキング著より
1、雰囲気
部屋の明るさはほのかに
2、「今」「ここ」
携帯の電源を切って、「今ここ」に集中しましょう
3、お楽しみ
コーヒー、チョコレート、クッキー、ケーキ、キャンディー、大好き!
4、公平・平等
「私(Me)」より「私たち」。時間と家事はシェアして
5、感謝
「ありがとう」と言って受け取りましょう
6、調和
勝負や成功をひけらかすのは、かっこ悪い
7、気楽さ
ひと休みしてリラックス
8、平和
波風立てるのはやめましょう。政治の話はまた今度
9、一体感
相手との間にどんな物語がありますか
10、安らぎ
穏やかで不安のない場所を大切に
この10ヶ条を念頭におきながら、暮らしの中にヒュッゲ(心地よさ)を取り入れるようにすることが大切です。
- 家族の時間をつくる
- 温かい飲み物・おやつを準備する
- 自然の中にでかける
- スマホのスイッチを切る
- キャンドルに火をともす
1つずつみていきましょう。
家族の時間をつくる
慌ただしく過ぎる日々に家族との時間はありますか?
ヒュッゲを暮らしの中に取り入れるために、家族と安らぐ時間は欠かせません。
自分の大切な人と嬉しいことを共有すれば幸福感は大きくなり、悲しみは分かち合うことができます。
かつてはガムシャラに働くことが“よし”とされてきた日本も、近年では「働き方改革」が叫ばれ、変わりつつあります。
家族との時間を意識してとるようにしましょう。その為に、ワークライフバランスを考えた働き方をすることがとても大切です。
温かい飲み物・おやつを準備する
ヒュッゲに、おやつや飲み物は欠かせません。美味しいおやつや温かい飲み物は人を幸せにします。
手作りにこだわる必要はありません。
家族や大切な人と美味しい物を囲んで楽しくゆったりと過ごすことに意味があるのです。
『HYGGE365日「シンプルな幸せ」のつくり方』の本の中には、ココアにオレンジリキュールを数滴入れるオシャレな飲み物が紹介されていました。
色々な飲み物やおやつを常備しておいて、家族時間のスタートに皆で選ぶのも楽しいひとときですね。
自然の中にでかける
自然の中へ出かけてみるのも、ヒュッゲを感じるコツです。
テレビ・ゲーム・パソコン・スマホ…現代には便利で刺激的な物に溢れています。これらのツールのおかげで、家にいても退屈することなく過ごせます。
しかし、自然の中でしか味わえないこともたくさんあるのです。
- 季節の移り変わり
- 鳥や虫の泣き声
- 外でのご飯
- 何もない中で生まれる会話
我が家はキャンプが大好きでよく出かけます。
その時の笑顔はとても輝いて活き活きとしています。
スマホのスイッチを切る
よりヒュッゲな時間を味わいたければ、スマホのスイッチを切ってみましょう。
いまや、暮らしに欠かせないスマホ。
でも、そばにスマホがあると、どうしても気になってしまいますよね。
- 家族とのムービータイム
- 美味しいおやつを囲んでの話
- 自然を感じる散歩
一旦スマホのスイッチを切ったほうが、楽しめる気がしませんか?
長時間電源を切る必要はありません。
“ヒュッゲのルール10ヶ条”にも出てきたように「今ここ」に集中することが大切です。日々の暮らしにある何気ない幸せに気付くチャンスですよ。
キャンドルに火をともす
“ヒュッゲ”な暮らしをするデンマークでは、国民1人あたりのキャンドル年間消費量が6㎏にもおよびます。
それだけ、ヒュッゲとキャンドルは切っても切り離すことができない物なのです。
家族との時間、寝る前の読書の時間に。スマホやテレビのスイッチを切って、キャンドルの優しい光に包まれてみるのはどうでしょうか?
きっと、その後心地よく寝られるはずです。
【まとめ】ヒュッゲな暮らしを取り入れるコツとは?
ヒュッゲな暮らしを生活に取り入れる為の工夫
- 家族時間を大切に
- 飲み物・美味しいおやつを
- 自然に触れよう
- スマホのスイッチはOFF
- キャンドルの光に包まれる
どれも、今日から簡単にできますね。
日々の暮らしに快適さ・心地良さを感じる為に、是非“ヒュッゲ”を取り入れるコツ参考にして下さい。